インターネットの仕組み

ファイアウォール

 

 

ファイアウォールの本来の意味は、火災などを防御するための防火壁のことです。インターネットにおいては、外部からの攻撃や不正なアクセスから、自分たちのネットワークやコンピュータを守るためのソフトウェアやハードウェアをファイアウォールと呼んでいます。

 

現在のインターネットには、企業などのネットワーク全体を防御する本来のファイアウォールと、個人の所有する1台のコンピュータを守ることを目的としたパーソナルファイアウォールがあります。

 

パーソナルファイアウォールは、個人ユーザーのコンピュータに導入するソフトウェアです。パーソナルファイアウォールを導入すると、そのコンピュータに対するインターネットからの不正な侵入やウイルスの侵入を防御したり、自分のコンピュータを外部から見えなくしたりすることが可能になります。

 

実際には、ウイルス対策ソフトと組み合せて販売しているソフトウェアのメーカーも多いようです。企業などのネットワークを守るファイアウォールは、インターネットと企業内のLANとの間に設置されます。この場合のファイアウォールは、外部からの不正なアクセスを企業内のネットワークに侵入させないことを目的としています。実際には、外部からの不正な通信を遮断したり、許可された通信だけを通過させたりしています。